満足度★★★
テーマがよりハッキリ見えた気がする
突然のトラブルで列車が全線運休となり、山梨県内の小さな駅で運転再開を待たされることになった人々を描いた群像劇系。
その中には強盗殺人事件を起こした者もいて…というサスペンス風味もありつつ、劇団四季の『夢から醒めた夢』や深夜ドラマ「奇妙な出来事」(←「世にも奇妙な物語」の前身)の1挿話「待合室」を連想。この系統って好きなんだなぁ。
で、3年半前の初演(@麻布 die platze)を観ており、詳細については記憶が風化していたものの、大筋や全体の構造は覚えていたので、ストーリーを追うことに気をとられた初演と違って、テーマがよりハッキリ見えた気がする。
また、映像や音楽などグレードアップされており、終盤の1シーンだけのために客席前方の天井に仕込んだ豆球(こういうのがあるから後方で観る方を選ぶのさ)には感心。