実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/09/15 (木)
価格3,500円
15日19時開演の初日舞台(90分)を拝見。
最初は、期待に胸を膨らませながら初任地に向かう大卒の娘と、娘離れの出来てない父親との、ほのぼのコメディーといった雰囲気で始まりながら、途中からは洋画のサスペンス物みたいな展開に一変。そして、終盤でタイトルの意味合いに「成程!」と頷く仕掛け。もっとも、その直後に更に…。
観終わって、改めて振り返っても、どこからが現(うつつ) で、どこからが"(●物語の)ゆめ"なのか、なかなか区別の付けづらい構成(注.文中の●はネタバレになるので伏字で)。
恐らくは、冒頭のシーンから殆んどが…とは考えるものの、終演後、台本を求めたが売ってなく、このため、自分の解釈を確認する術も無し。
劇場からの帰路に耳にした、若い男性客の「どこまでが"●物語"の語りなのか、ようわからん!」の声に苦笑しつつも頷くばかりだった。
なお、雑感だが、雷鳴もあまり鳴らし過ぎるのは、かえって…と、やや残念に思った。
役者では、希望と不安を抱えた新任教師役の小泉眞琴さんが(初日の緊張からくる演技の硬さ(私見)さえ、かえって)新鮮で印象的だった。
【蛇足】
今半の「すき焼弁当」も、弁松の深川飯(→亀戸升本の「すみだ川あさり飯」のこと?)も、確かに美味しいですよ♪