「ヤルタ会談」/「隣にいても一人~関西編~」 公演情報 青年団「「ヤルタ会談」/「隣にいても一人~関西編~」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    やっぱり青年団は面白い!
    観てて楽しい。

    「ヤルタ会談」
    ちょっとだけ、がちゃがちゃしていたけど、役者のキャラクターが活きてて、とにかく面白い。
    史実と虚実を混ぜながら、細かいところでチクリとやったり、笑わせたり。戦後の冷戦体制や現在も進行中のいろいろな世界情勢の大本になった史実だけに、観る側の知識もある程度は必要ではないだろうか。

    「隣にいても一人~関西編~」
    恐ろしいほど「間」が絶妙。ネイティヴの関西人から見るとイントネーション等はどうなのかはわからないが、繰り広げられる会話の応酬は、関西の外にいる者としては、いや〜関西風味、と思ってしまう。物語も面白いし。

    学習院女子大のホールにある舞台の上に客席と舞台が設置されていて、アゴラぐらいのキャパになっていた。装置はシンプル。

    ネタバレBOX

    「ヤルタ会談」
    スターリンがナイス! チャーチルの葉巻には笑った。ルーズベルトはどこか愛らしいし(笑)。
    スターリンとチャーチルの不仲な感じがあればもっとよかったかな。
    中学の社会科の授業で上演しても面白いのではないだろうか、と思ったり。

    「隣にいても一人~関西編~」
    朝起きたら夫婦になっていた、という一見不条理な物語。カフカ? なんて思って観ていたら、カフカのことがすっと出てきて笑わせるあたりのセンスはさすが。
    家にいて、徐々にリラックス感が醸し出されていくあたり、突然夫婦になった2人のぎこちなさ、離婚間近な夫婦の微妙な息の合い方など、出演者すべてがうまいなぁと。

    そして、2作とも、食べたり飲んだりする芝居だった。

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    2009/11/10 03:58

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