満足度★★★★
放蕩の誘惑イラストレーター、文筆家、、沢野ひとしのボヘミアン的人生を、その少年期から老年期まで年代順に並べられた15のエピソードで演劇的に再構成した作品。めまぐるしく交替していくエピソードは、死の間際に「走馬燈のように」よぎる圧縮された回想のような感じで展開していく。この展開のリズムに変化が乏しいため、中盤以降若干見ていて疲れを感じる。無責任に人生を楽しむ享楽主義者、沢野の人生観に共感できるかどうかが、この作品を楽しめるかどうかのポイントだと思う。
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2007/05/22 00:58
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