ジル・ジョバン/カンパニー・ジル・ジョバン「Black Swan」 / 中村恩恵/Dance Sanga「ROSE WINDOW」 公演情報 ダンストリエンナーレトーキョー「ジル・ジョバン/カンパニー・ジル・ジョバン「Black Swan」 / 中村恩恵/Dance Sanga「ROSE WINDOW」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 低調
    ダンストリエンナーレの第10弾。これがラス前。プログラムの内容か自分の体調かはともかく、ここへきてやや失速ぎみ。この日は日本とスイスの振付家の作品2本立て。

    ネタバレBOX

    中村恩恵の「Rose Rainbow」は本人のソロ。mori-shigeという名前のミュージシャンがチェロを弾いた。序盤は薄暗いスポット照明と暗転で短い場面が続く。衣裳は白いユニタードふうのもの。突然、強烈な光がともって、疲れた目にはちょっと暴力的な照明。動きはバレエのコンテンポラリーふう。女優なみに役を演じている感じがした。ドラマ性を感じるわりには、踊りは抽象的で、美術はシンプル。ドラマチックに演じるなら美術や衣裳はもっと具象のほうがいいのではないか、と思ったりした。舞台後方にドアがいくつも並んでいるのがこの円形劇場の特徴。それをちょっぴり活かしていた。ダンスとは関係ないが、あの湾曲した壁とたくさん並んだドアを見ていると、今昔物語に出てくる飛騨の匠の話を思い出す。上演時間は約30分。

    スイスのジル・ジョバンの「BLACK SWAN」では本人を含む男2女2が出演。ダンスの部分も、小道具を使った演出部分も、とにかく凡庸というか退屈だった。似たような動きを長く続けすぎ。しつこくやればいいってものではない。上演時間は40~50分あったけど、10分くらいのダイジェスト映像で紹介しきれる内容ではないか?

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    2009/10/08 04:37

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