ユタと不思議な仲間たち 公演情報 劇団四季「ユタと不思議な仲間たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    フレッシュなユタ登場!
    なんとも、フレッシュでキャラクターにピッタリなユタが登場した!
    色白で線が細く小顔でナイーブな雰囲気、そして少し暗いまなざしを
    持った主役の彼はユタにピッタリ!
    吉沢梨絵のピコ(「夢から醒めた夢」)と合わせ
    新世代を感じさせる配役となっている。
    こういう新鮮な配役をミュージカルファンは楽しみにしているんです。

    確かに新星ユタは、台詞は棒読み、表情はたどたどしく
    演技もぎこちない。プレビュー公演や新人公演ではないんだから
    これで正規公演分の料金で見せるには値しない。
    いいとこ半値だろう。
    今回は200回公演以上あるから、何度も演じていけば
    そのうち芝居もこなれていくだろう。来年の東京凱旋公演時は
    立派になっているかもしれない。
    ただ大抵の人はリピートせずに1作品に1回足を運ぶだけなんです。
    大抵の人は「作品の成長」なんて目で芝居なんか見ない。
    まさに一期一会。
    だから新しい人に演じさせるのは
    勿論大切だが、その辺りの料金設定は検討して欲しい。

    でも、演技や歌がうまいから、と、
    ベテラン勢が、いつまでも少年ユタを演じるには
    基本的に無理がある。
    四季には、その傾向は多分にある。
    従来の田辺ユタが、今でも演じていれば
    オープニングの「いじめ」のシーンが
    「リンチ」となり無邪気さではなく陰湿な内容に見えてしまう。
    それに、いじめっこより十分強そうな望月ユタでは
    それだけでリアリティがない。
    そもそも彼らは体が大きいから、いじめられっ子には
    ならない。加えて顔立ちが垢抜けていないから東京っ子には見えない。

    そういう、いわゆる「見た目」が新星ユタはぴったりです。
    カーテンコールで真ん中に立つ姿は、
    小さいけど華さえもある。

    肝心の話なんだけど、いかんせん古臭い。
    中途半端に古臭い。
    特定の時代を描いた作品でもなく
    現代劇のつもりで上演しているのだから
    今時、いくら田舎でも、あんな光景はねぇよなぁと
    安っぽいセットを見ながら思いました。
    ファミリーミュージカルとはいえ1万円近くしてるんだから
    立派な商業演劇です。
    少しくらい手を加えてもよいかと。。。
    まぁ判りやすい話ですし、強引なフライングなんかもあるんで
    それなりに楽しめます。

    今回は新星ユタを見ただけで十分堪能できました。


    ネタバレBOX

    終演後、役者陣がお見送りサービスをしています。
    ロビーの外にも役者は出ているんで
    チケットがない人も握手が出来ます。

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    2007/05/14 13:14

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