満足度★★★
「ネオ人情もの」
バブル真っ盛りの80年代前半、築地の場内外の人々に六本木のディスコをからめて描いた「ネオ人情もの」、当時の流行を身を以て体験した世代なので出来事やヒット曲など「あぁ、あれはあの頃だったのね」と再認識したりしつつ楽しむ。
また、そんな時代設定でありながらも六本木再開発や築地移転などイマに通ずるネタも入っているところが巧み。
さらに終盤の夏祭りシーンなぞ昭和の映画(『駅前シリーズ』とか)のラストを想起させて、改名効果か? いや、「新宿芸能社」時代も同系統だったので、内容に名称を合わせたんでしょうがね。
あと、ディスコのショータイムで見覚えのある衣装(夏に相鉄本多劇場で見た音域毎のレベルインジケータが蛍光塗料も使って胸にプリントしてあるTシャツと赤いLEDでデコられた大型アイシールドの付いたヘルメット)が出てきてニヤリ。