満足度★★
土台がグラグラなマンションみたいな芝居
プロットが、よくわからない。
個々の場面を見れば、泣いたり笑ったりするシーンもあるが、
大前提となる、設定がチンプンカンプンだから、
作品の世界に入り込めない。
いつかわかるかなぁと思っていたけど
最後まで、よくわからなかった。
水木氏が座長なことはわかっているし、
知名度から土居嬢がメインだろうなって
わかっていたけど、チラシから誰が主役の話か
わからなかった。
すし屋の役のイケメンの子が主役かと思っていたら
端役だった。かなり受けそうな子と思ったけど。
そんなこんなで、人間関係図も整理されておらず、
結局何がしたいのか、全くわからない。
土居嬢は、死んだ姉の役の時が光っている。
清楚なイメージですが、汚れ役のほうが実はあっていそう。
優しそうだけど、強いを出した時の風格というか貫禄は
一見の価値あり。
曽我氏は、肩書きThe Good byeなんですね。
まだヨっちゃんも含め、やってるだ。
遠めで見ると羽場裕一と、そっくりだった。
コントっぽいシーンや、クライマックスに
見応えはあるが、
それは役者陣の力量。
これ、建築不良のマンションと同じで、どれだけ内装きれいにしても
土台の基礎が出来ていないから、
いつでも崩れ落ちちゃいそうな作品。
そういう作品も珍しい。