満足度★★★★
それぞれの個性を光らせる演出が見事!
プロレスを野蛮なスポーツとして取り締まる政府の組織と、最後に残った学生プロレス連盟との戦いのドラマ。最後は双方がプロレスで戦い、プロレスを通じて友情や愛情をはぐくむというベタなストーリーだが、役者全員が全力でやっているので、観ていてすがすがしい。不思議な感動にあふれる舞台だった。
役者は皆、(先輩に比べると非力だが、)個性のあるメンバーが揃っていて将来が楽しみ。その中でも学生演劇連盟の代表権藤明年を演じた内田明伸が、表情が豊かで、また体が鍛えられていて動きにキレがあり、今後が楽しみだと思った。その他の役者も個性的で魅力的だが、まだ発声と体が出来上がっておらず、これからだと思われた。