満足度★★★★
「「怪異譚」を人間ドラマっぽく
亡霊が出たりする「恐怖譚」ではなく、人の心のコワさあるいは不条理さを描いた「怪異譚」、ホラーというよりは心理サスペンスのオモムキ。
元ネタが古典(古文書?)に僅かな記述があるという程度のものはもちろん、ラフカディオ・ハーン原作のものも独自の脚色がなされており、それによってより人間ドラマっぽくなっているような。
また、会場の構造・キャパの関係もあってか今回は1人語りが3編で、2年前の「もののけカフェ」の1人語りが講談あるいは落語風だったのに対して限りなく朗読に近いスタイルだったが、むしろそれが内容に合っているような気もして。