満足度★★★★
正統派時代劇
ある藩での世継ぎ問題をベースにしつつ、「人斬り新兵衛」の正体は?という謎をタテ軸に、斬ることの無為さ・無残さを横糸として絡めた正統派時代劇。
よく考えると、左手を覆っている人物がもう一人いるワケで、途中でそこに気付くものの、展開が早くてそれについてジックリ考える余裕を与えないのが上手い(ズルいともゆー(笑))。
しかも「人斬り新兵衛は左手の指がない」というのはあくまで風評であって、実際はそうではないというところにまんまとひっかかってしまうσ(^-^) …(笑)
でもって左手の指を失っている玄庵のクライマックスの立ち回りでの刀の使い方にジム・アボットの投球を連想。