実演鑑賞
満足度★★★★★
劇団創立60周年記念公演の2本立て
舞台のセットがコンパクトにまとまってクオリティも高くシチュエーションが伝わってくるどちらも最後まで楽しめたお芝居
「橋の下のガタロ」
日本昔話みたいな感じ。パフレットの説明にも書いてましたが、民話劇風な台詞を役者さんが演じ切っているので、スムーズに童話の様な世界観に入り込める。主役の前田さんと北条さんとの絡みが凄く良かった。
「川向う」
部落差別のあった昔の日本を描いた作品。説明にもあったが差別や部落という言葉を使っていないので、少し関係性が分かりにくかったが見応えありました。役者さんの演技がこの作品を深くしてました。中でも母役の肉戸さんのリアルな演技が印象的。差別という重たいテーマでしたがメッセージ性のある作品でした。
ストーリー重視の作品は役者さんの演技が全て。この劇団はいつもしっかりとした演技を魅せてくれる。