六人の母と私 公演情報 たすいち「六人の母と私」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    今度はしっとりとした心理劇に。
    前回のたすいちは活劇シーンが華麗な動的芝居だったが、今回は一転、主人公の心の中を探る静的な芝居。こちらもなかなかの出来で、作者の技量に感心。魅力的な登場人物が多数いたので30分ではもの足りなかった。もっともっと観たかった。

    6人の母を家の中の家具等に見立て、そこから動き出す演出は秀逸。最後に主人公が別れた母と会うためにドアを開けるシーンは主人公の心の動きが伝わってきて鳥肌が立った。

    ただ、6人の母の衣裳が全員黒服なのは、(演出意図はよくわかるのだが)せっかく演技力のある個性派の役者を揃えているのに、衣裳に埋没してしまい、もったいなかった。

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    2009/08/12 00:09

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