六月燈の三姉妹 公演情報 パディハウス「六月燈の三姉妹」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    夫婦とは。結婚とは。
    結婚に囚われない新しい夫婦の形というチラシのフレーズに興味を持ち鑑賞。
    思ってた以上に面白い舞台で、見終わった後は良い舞台を見た、すがすがしく良い気分に。終わり方も良かった。

    キャラクターがみんないとおしい。鹿児島弁の温かみもあるのでしょうか、方言もなんだか可愛らしく聞こえました。

    次女夫がいちいち面白いw でも、良い人過ぎて哀れすら感じます・・・。

    辺見さんプロデュースの浴衣が劇中使用されていて、これがまた素敵。
    ロビーにも展示されていましたが、一般に買えるようです。(ただ今半額セール中)

    以下ネタバレ。

    ネタバレBOX

    鹿児島のシャッター街での和菓子屋が実家の次女(辺見えみり)が離婚調停申し出中で帰省。そこへ追いかけてきた、離婚したくないと言う、人の良さそうな夫。

    年齢も見た目にも差があるこの夫婦と、離婚してるのに一緒に暮らして家業もこなしてる不思議な親と残りの姉妹。

    家族構成も少々複雑な、このちょっと変わった形の実家家族を見てると、「結婚」という契約はしていなくても普通の家族みたいになれる人達だったらそれはそれでいいのかなぁ、と。
    でも、次女夫婦でだときっと「離婚」=別居。だからあんなに夫は諦めが悪かったんだと思います。
    まぁ、離婚しなくても旦那の姑問題が解決しないと一緒に住むのは難しいんだろうけど・・・。

    夏木マリさんなんかも結婚はしていないけど事実婚ですよね。財産や年金とか不都合でなければ、こういう形も今の世の中のひとつの夫婦の在り方だと思います。

    最後、次女が空港に見送りに行った点と、次女の台詞「もうちょっと甘くてもいいかな」から、夫婦生活をもうちょっと続けてもいいかなということなのかなぁ。
    それまで、旦那さんがとてもかわいそうだったので、ああ良かった、と救われました。


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    2009/08/08 03:22

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