お祝い 公演情報 ラックシステム「お祝い」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    あったかい雰囲気で大好きな劇団。関西弁で関西が舞台,笑って泣けるいい芝居。
    妹が初潮をからかわれて道に飛び出し、
    交通事故で亡くなったのを機に、布団屋をたたみ、
    生理への偏見を無くすため、生理用品の開発販売と、
    性教育の普及活動を手がける会社をおこした男の物語。

    今回もコング桑田さんの威勢のいい声に迎えられて入場。
    場所がスズナリでもサンシャインでも、コングさんの声
    で迎えられると劇団リリパッドアーミーIIのあったかい
    雰囲気を思い出します。
    大好きな劇団です。

    この劇団の特長は、関西弁で関西が舞台。
    そして、ノスタルジックで笑えて泣けるお話です。
    特に生理用品の話というのも、よく舞台化したものだ。
    起業時から、第二次大戦、戦後直後と、社会の偏見の
    様子が描かれています。
    話も冒頭と結末がうまくまとめられています。

    役者さんたちはみんな自然な関西弁。
    主役夫婦の上田宏さんの熱心さ、
    谷川未佳さんの朴とつさ・一途さ、
    丁稚トリオの献身ぶりも気持ちいい。
    コング桑田さんの存在感は別格です。

    ネタバレBOX

    細かいネタもおかしく、特に店の前で「うり坊」
    (イノシシの子供)を何匹も飼っているという設定で、
    姿は見えず鳴き声と役者の絡みの様子だけで
    想像するのも楽しい。1番、6番とか名前を付けて
    いて、ときどき食べてしまうのも微笑ましい。

    日替わりゲストは、さとう珠緒さん(オーレンジャー、
    オーピンク)、芝居の流れは見事に止まってしまう
    のですが、まぁラックシステム15周年の「お祝い」
    ということで…。
    そのうえ野田晋市さんの誕生日でもあったので、
    劇中でバースデーソングとケーキにろうそくと
    いうサプライズまであって、賑やかな日でした。

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    2009/08/03 01:53

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