実演鑑賞
満足度★★★★
3つの劇団が「夜ふかしをする人々」を共通モチーフに描いた短編、それぞれに趣があって楽しめた。オムニバス公演で、「夜」以外に「人々」という、人間(親子)関係を紡いでおり、何となく似たイメージを連想する。
タイトルは、「浮遊している、俺ら」(水中散歩)、「アンフォルム」(戯曲本舗)、「機種変更」(劇団二畳)で、ストーリーはチラシに記載あり。各作品には、それぞれ「思い出」「妄想」「夢」といった浮遊・虚空感が漂う。
「夜」は、仕事帰りにフッと空を見上げると煌々と輝く月があり、昼とは違った心持になる。夜には夜の魅力があるのと同様、劇団それぞれの特徴が表れた共演にして競演らしい試み。今後も続けてほしい公演である。
(上演時間100分 各30分×3 途中休憩10分)