満足度★★★★★
「TK」「リア王」「派遣村」の三題噺
かつて人気を博した音楽プロデューサー(&アーティスト)TKがてがけた楽曲(生歌もアリ)に彩られた「TK」「リア王」「派遣村」の三題噺、意外な取り合わせでありながらそれらがごく自然にしっくり馴染んでいる様は「カノッサの屈辱」(歴史的出来事ではなく深夜番組の方:念のため)の如し。
また、TK関連情報をかなり覚えており、リア王のストーリーも知っている上に、ちりばめられた小ネタ(ビリー・ヒューズの「とどかぬ想い」や宮沢りえのデビュー曲「ドリームラッシュ」、某女性ヴォーカリストのグラドル時代&2度の改名などなど)の大半がワカっちゃった身としてあちこちウケまくり。
さらにお馴染みの「そんなものまで!?」な段ボールによる舞台美術も見事だし楽しい。(着ぐるみの戦車には恐れ入りましたぁっっ!!!)
あと、ダンスやアクションまであり、今まで観てきた中で一番広い舞台であることを活かしたことにも感心。