満足度★★★
多様なドラマが展開
東京郊外の「ゴミ屋敷」を片付けるボランティアたちを描いた物語…などと書くと「オトナの青春モノ」っぽく聞こえてしまうが、一癖も二癖もある面々なので決してそんなことはなく(笑)、多様なドラマが展開されるという…。
その点では北京蝶々の『愛のLーシー』とテイストが近いかも? それにマチネに続きこちらも「純文学っぽい」薫りがするような…。
郊外の一軒家ということで、映画『剥き出しにっぽん』などの雰囲気も勝手に漠然と感じつつ、親子ネタに弱い身として終盤の さくら の落ち込み具合と立ち直りぶりが印象に残る。稲川実代子、さすがだなぁ。
また、「瀬戸内海にある痛みを取る施設」という目くばせにニヤリ。
それにしてもあの産廃、何だったんだろう…う~ん、気になる。