満足度★★★
悪趣味ミュージカル
興味を捨てきれず、また恐いもの見たさ(ホラーではなく、舞台の出来)で、観に行きました。
気色悪いゾンビが登場し、それら(彼ら?)をライフル、斧、チェーンソーでなぎ倒します。
血が吹き飛び、切り離した首が転がり、手が動きまわる。
なんとも下品で悪趣味な舞台です。
しかし、面白い!
「こんな舞台に整合性なんてない!」なんて言いながら、好きに展開する物語。
テムポがよくて、活気に溢れています。
音楽はロック調が主流ですけれど、バラード、タンゴ、ゾンビがポルカに合わせて踊るナムバーなんてのも登場します。
出演者たちの歌唱力は中々。 リズム感がよく、ミュージカル的にも楽しめます。
大げさなわざとらしい演技もとても効果的。
ホラー好きという河原雅彦が演出を担当したのが成功です。
いい加減な、悪趣味ミュージカル
きっちりとした構成で、テーマのしっかりした舞台がお好きな方にはお薦めできません。
ぼくは楽しめました。
かなり。