サンシャイン・ボーイズ 公演情報 加藤健一事務所「サンシャイン・ボーイズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったが、レイ・クーニーなど加藤健一得意のシチュエイション・コメディとは大いに違う。元人気コメディアンで今は尾羽打ち枯らしたウィリー(加藤健一)が、かつての相棒アル(佐藤B作)と一夜限りのコンビを組むという話。ところが、この二人、名コンビといわれながら、実は犬猿の仲…。久しぶりに二人が会うと、ホテルでも、テレビスタジオのリハーサルでも、そして病気のベッドの上でも、たわいもないことで言い争いになる。その大人げなさ、意地の張り合いが笑える。なんとなく、加藤も佐藤もおり目正しいコントをやっている。品のある笑いだ。

    窮地を脱しようとするあの手この手が、次々裏目に出るようなおかしさではない。
    アルがいない場面では、甥のマネージャーや年配の看護師を相手に、言葉でくすぐる笑い。
    コントのナース役のグラマーぶりの強調は、一時代前の眼福。テレビのADが加藤健一の息子の加藤義宗だったとは、後で気づいた。

    ネタバレBOX

    アル「お前はまじめに受け止めすぎるんだよ。ジョークだよ、ジョーク。43年間で一度も楽しんでやったことないだろ。舞台で」
    ウィリー「楽しむためならチケットを買うよ」
    このせりふで、ああアルはわかってたんだなあと気づかされる。

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    2022/03/11 00:03

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