ポーチ℃マスク 1℃ 公演情報 ポーチ℃マスク「ポーチ℃マスク 1℃」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    気になる劇団!
     雑貨屋?駄菓子屋?おもちゃ屋?どこにでもありそうでどこにもないお店の物語。保険の営業社員が最後に入った店はおかしな店長のいるおかしなお店。そこで保険の営業社員が本当に大切なものを見付ける物語。

     店長役の三瓶大介の優しく包み込むような自然な演技、キャプテン(保険の営業社員)役の満間昂平の新鮮な演技が好感が持てた。

     また、劇団名、それに合わせたチラシ画像の不思議な魅力にとりつかれた。気になる劇団である。

    ネタバレBOX

     売れない保険の営業マン(キャプテンと呼ばれる)が最後に入ったのが不思議なお店。そこで店長からクイズを出される、「この店は何屋か、それを当てたら保険に入ってやろう」と。それからキャプテンの様々な推理が始まる。がしかし・・。

     その店に来るのは変わった人ばかり。しかし、その店を通じて大切な何かを売買している。最後の最後までその店が何屋なのかという回答は無かった。しかし、その店が、それぞれにとって、大切な想い出の品、子供の頃欲しかったものと出会える場所であることは間違いない。

     そして、その店に通うことにより、キャプテンは、次第に心が洗われていく。そして、最後の最後に自分にとっての大切な想い出の品をその店で見付ける。

     とてもロマンティックな物語。そして人生にとって何が本当に大切かということを教えてくれる物語。最後の終わり方が若干唐突な気がして、もう少し盛り上げてから終わっても良かったのではないかと思うが、素朴な中に深いものを込めた作りは味わい深い。次回が楽しみだ。

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    2009/06/28 20:15

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