満足度★★★★★
初三谷
長丁場なのに全く時間を感じさせない。
出演者が5人しかいないとは思えないほどの濃密さ。
4人の芸術家の嫉妬と友情と恋愛と渾然一体となった魂が、ガツンとぶつかってくる。
中井さんと寺脇さんの芝居を初めて観たけど本当にウマイ。びっくりした。
生瀬さんと相沢さんは他のタレントばっかの芝居とかだと浮くくらいウマイのは知ってたけど、なんてバランス!
生ピアノがあるのも良かったなぁー
照明もうまくて、通りの喧騒が聞こえてきそうで、アトリエに入ってくる光は温度すら感じたし、本当に良かった。
本もさすが!史実もキチンと抑えつつ、三谷節もバッチリ効いていて。
三谷作品は、観た直後の衝撃が凄いかと思っていたら、後からじわじわくるタイプだった
(今回だけかも知れないけど)
まだ19世紀のパリにいる感じが抜けません。