実演鑑賞
満足度★★★
主人公は中年男性、周りから、そして自分自身も異性から敬遠される存在だと思っている
そして頭の中には『楽に死ねる薬』そんなワードが幾度となく聞こえてくる
そんな男の物語って書くと暗くてどうしようもない感じだが
ランタイムは休憩なしの115分なんだが、全くそれを感じさせない展開
怒涛のセリフとかもあるんですが、やはりいい感じもありつつ落ちる時はとことんと、そしてまた違ったって感じのストーリー展開に引き込まれていきます
人の弱さや甘えなんかも見えて人間臭い
自殺願望がありそうで、その実は生きることに執着してたり、甘えさせてくれるものには依存しようとする
イラッときながらも引き込まれていく不思議な世界なんですよね
演出も少し変わった感じで舞台全体を物をそのままに変化させていく感じも良かったんですよね
ラストは全く違うテイストになっていくんですが、犯罪を笑いながら、現実感もなくって少しゾクッとする
この彼をその方向に向かわせたのは彼女?いや元々の性格かな
その彼女はなんて女優さんやったのかな?少しハスキーボイスで魅力的な表情されてて気になったかな