実演鑑賞
満足度★★★
御用(仕事)納め。今年は、新型コロナに関わる応援業務で多忙を極め、休暇を取得し難い状況であったが、今日は午後半休をとり観劇。
今年もそれなりの本数を観劇したが、音楽劇と銘打った公演はわずかである。そして出演者3名で3役全てを演じ3バージョン上演する試みというか挑戦に興味を持った。当日パンフにThe Vanity's 主宰・瑞生桜子女史が、「全く違う個性を持った3役を同じ役者が演じ分けていく面白さと、組み合わせが変わるとこんなにも違った作品に見えてくるのか・・」と書いている。自分は「Bチーム」を観たが、その印象が違って観えるのだろうか。
チラシや説明では、「私お母さん殺してきた」という衝撃的な告白 とあるが、その心境に至るまでの心情表現と状況描写が弱いのが勿体ない。3人の2001年から2021年までの20年間を1時間の中で紡ぐには無理があった、と思う。「母娘、友人、夫婦の"共依存"がテーマ」であるが、出来れば先の衝撃的な告白をした女性(母娘関係)に焦点を絞った物語にしたほうが分かり易い。
(上演時間1時間) 【Bチーム】