実演鑑賞
満足度★★★★
最初は顔を半分ペイントした女子高生集団の空騒ぎ。ギャグも滑りまくる。次第に本編に入っていき、何でも手に入る店のこども店長が現れ、3人の若い女性の過去の心の傷が明らかになっていく。ダンス、身体表現が巧みでダイナミック。若い女優人の勢いはすごい。ウルトラホストクラブで楽しませる趣向も面白い。他人に傷つけられるのが怖い、いい子を演じる自分が嫌いという内面の切なさが、心に残った。
ウルトラマンシリーズをパロったホストクラブは、扮装も凝って、ぶっ飛んでてインパクトある。過去切ない話になると、しんみりと見せる。過去の自分をブースカ人形に例えたり、別俳優が出てきたりと、演劇的仕掛けとメリハリで飽きさせない。
3人の過去は、ハリポタの魔法の音楽がバックに流れ、ノスタルジックでメルヘンチックなオブラートに包みつつ、かなりベタにシリアス。見終わって、心に残るものがあった。