他人 公演情報 中西崇将「他人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 映像鑑賞

    満足度★★★

    タイトル「他人」に関する観念、それを独り言のように演じる、まさしく一人芝居。2回(9/25、9/30)観たが、公演は演技というよりは淡々とした口上、そして映像的な観せ方に特徴を求めたようだ。「他人」の捉え方が斬新な切り口であるか否か、映像が正面と天井からの定点撮影で、舞台内で動き回る範囲が決まっているため動作に意味があるか否か、そして言葉(内容)に 力 がないと観ている人の興味を惹かない。全体的にインパクトが弱いといった印象である。特に天井からの撮影は、それだけをもって印象付けた映画があり、映像美学と云われるものもある。

    (上演時間13分)
    本公演は第33回池袋演劇祭参加作品のため、2021.10.10追記

    ネタバレBOX

    薄暗い箱の中といった素舞台。黒い壁・幕ホリゾント。演者(中西崇将サン)は赤いシャツ、黒っぽいズボン、白いスニーカーで配色に工夫を凝らしている。

    語りは、タイトルにある「他人」について存念を喋る。他人とは、自分以外の人間であるが、知っている人までも他人というか、といった問い掛けから始まる。観念的な捉え方なのか、別視点なのか判然としないが、芝居という括りでの記す。
    本人という存在は絶対、芝居の役柄に入った自分は他人になるが、その時に本人はどこにいるのだろう。もちろん身体的なことではなく、概念的なことである。本人と芝居での役者は別人、その時 他人になるのだろうかという自答自問を「他人」という公演にしている。芝居の切り口としては面白いが、1人芝居が独り言になっており、深みに入り込めなかった。
    誰もいない空間で語り動き回り、時に寝転がる。その俯瞰した姿こそ他人であり、それをどう表現するかが大切。せっかく、衣装の配色を考えたことから、上部からの撮影はそれだけでインパクトある効果がほしい。例えば、映画で雪降る殺陣シーン、上部からの撮影のため傘をさしている人物の姿は見えないが、白い雪に鮮血が飛び散る迫力は映像美学と思った。

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    2021/09/25 16:51

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  • 中西崇将 様

    コメントありがとうございます。
    映像での1人芝居お疲れ様でした。
    「観てきた!」にも書かせていただきましたが、後日☆評価と追記(10月10日予定)をいたします。また、紙媒体でも感想はお届けすることになると思います。
    よろしくお願いします。

    2021/10/03 17:42

    タッキーさま

    この度はご観劇いただきまして、誠にありがとうございました。
    また、2回も観ていただいたとのこと、重ねて御礼申し上げます。

    配信公演のため、ご感想をいただく機会が少ない中、
    こうしてCoRichにクチコミを書いていただけたこと自体が、
    それだけで本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
    ☆評価、追記もいただけるとのこと、楽しみにしております。

    まだまだ気の抜けない日々が続いておりますが、
    どうぞご無理なさらず、お過ごしください。

    いつの日か、劇場で直接お会いできますように。
    改めまして、ご来場いただき誠にありがとうございました。

    中西崇将

    2021/10/01 15:39

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