実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/09/11 (土)
価格2,500円
11日19時開演回を拝見(90分)。
開演と同時に、真横の花道を駆けていった、思いがけない華奢な背中に驚く!
あの後ろ姿…2010年に初めて舞台で観た時の、伊織夏生さんなんだよなぁ。
でっ、それからの上演時間90分、出演者4名の目の前で展開された壮絶な運動量で、”華奢な背中”の理由が納得させられた。
しかし、それにしても、アノ絶叫芝居を、コロナ禍の今、客席とのソーシャル・ディスタンスを確保した上で、会場の手狭な空間で果たしてやれるの?という事前に抱いた疑念も瞬殺!
ボクシングのタイトルマッチじゃないが、ほぼ終始、コーナーサイドでの台詞の応酬は、小道具の配置(ぶら下がり戦法?!)、アクティングエリアの狭さを逆手にとった崖での李大全と大山金太郎の取っ組み合いの描写、等を含めて、密な空間での・濃密な芝居を創出させる、実に見事な着想だった。