神様とその他の変種 公演情報 ナイロン100℃「神様とその他の変種」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    他の追随を許さず。
    KERA作品におなじみのオフビートな人物をそのままに、
    ホラーやミステリーの要素を醸し出しつつ、物語は進行していく。
    徐々にホラーやミステリーの空気は消え始め、
    だんだんとオフビートな人物たちの内側が明らかになってくる。

    それにしても、ここ数年のKERAの充実振りには目を見張る。
    他の追随を許さぬ下さなさと真摯さをバシバシ感じさせる。

    ネタバレBOX

    これは、冒頭で“神様”が出てきて、「私は“神様”である」と宣言する
    タイプの物語である。
    まあ、“神様”の受け売りに過ぎないが実際にそのとおりだ。
    物語はあくまで意味ありげに展開していく。

    今回も主要人物として二組の夫婦が登場した。
    当然、昨年12月のKERA MAP『あれから』を思い出さずにはいられない。
    KERAの描く夫婦という“状況”は非常に興味深い。
    近年の作品ではそういった“状況としての夫婦”が印象的な気がする。
    だから、結婚したわけではあるまいね。あるまいよ。

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    2009/05/18 21:36

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