お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
物語のあるところ
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
SPIRAL MOON「
物語のあるところ
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
ハンダラ(10417)
満足度
★★★★★
A1,D3,B2を拝見。
ネタバレBOX
3つの短編のオムニバス。3篇の何れもが、臨界状況を生きる日本民衆の姿を描いているとみて良かろう。唯、描き方としてはかなり大人しい。これではアホな政治屋、アホに連動結託する官僚共の狡猾な利権保持術の実態は中々人々には伝わるまい。もっとラディカルな表現にしても良いとは思う。
こんなことを述べる小生の現実認識を書いておいた方が良かろう。現在日本で進行している実生活レベルの不均衡は所謂グローバリゼーションの齎した結果ではあろう。では、その結果は如何なる形で我々に襲い掛かってきているのか? 種子法に関しては殆どの都会生活者が無頓着であろう。モンサントの名を出されても、或は三菱化学・住友化学・三井化学などこれに類する企業名を上げられても、中南米に於ける収奪の凄まじい実例を挙げられても多くの日本人は唯ポカンとしているに過ぎまい。背景にTPPがあることを指摘されたら「猶更訳が分からない」とあんぐり口を開け、唯へらへらするのかも知れない。収奪する側が直ぐその裏側で薄ら笑いを浮かべているというのに。
ところで、街を歩けば外国人に遭遇する。一方、オーバーステイしたというだけで入管法に引っ掛かり強制収容された挙句死亡したり、精神や肉体を病んだり、自殺したりといったケースは後を絶たない実態があるが、殆どの日本人は見て見ぬふりだ。仮放免と言う単語をどれほどの日本人が知っているか? 仮に知っているとして、その内実をどれだけ知っているか? 更に言えば日本国内で暮らす非欧米系の人々の生活実態をどれだけの日本人が注視しているか? 安い労働力として来日させこき使うだけこき使って、税金も取るだけ取って、何時迄経っても選挙権も与えない。このような差別に対してどれだけ敏感であるか? 移民や流入外国人、歴史的な在日外国人に対するこの異様な鈍感は何処から来ているのか? 何かといえばKYだの、イケテネだの表層でうっちゃるだけのパフォーマンスをしてみせて分かったつもりになる群れ。IT、ITと訳も分からず喚く群れ! ITとは、単にプログラムによって極端に合理化され頗るつきのスピードによって人間が今迄やってきた手作業やマッチングをコンピュータとそのプログラムを用いて合理化したものに過ぎまい。ところが、このIT化は、中間的な作業から人間労働を駆逐した。今や資本主義も社会主義もその生産性のレベルに於いて、剰余価値を生み出す能力に於いてコンピュータやプログラミング技術の発展なしに生産性の向上を望めない。この事実が、人間という生き物の生存を脅かしているのだ。だからこそ、GAFAと呼ばれるような企業がここ迄のしてきた訳だ。経済面ではアメリカが戦争に次ぐ戦争でドルを垂れ流し、オイルマネー等が大量に世界を駆け回った結果運用資金のだぶつきが生じた。これら利息を払わねばならない運用資金が齎しただぶついた金をアメリカは、ILOを使ってばら撒き、南米でのデフォルトを引き起こしたことは間違いあるまい。その結果は必然的にアメリカを含む先進国をも襲う、コンピュータを使ったマネーゲームで新たな手法を編み出した者だけが生き残る現在のシステムはこのような状況下で機能している。銀行システムでは信用創造がここ迄肥大し実体経済を押しやってしまった訳だ。このような経済状況の中、自力で新たな技術開発もできない中産階級はずり落ちて行った。これから先もこのままでは現在の状況が続くことは必然だ。日本政府の対応は何から何までどうしようもない。根本的なレベルでの対応を間違えているからだ。例えばエネルギー政策、CO2 削減の為に原発を再稼働するなど愚の骨頂である。最も簡単で環境負荷も小さく而も送配電線が極端に短くて済み、施設のサイズが小さくて済むので、現在の電気代より遥かに安くできる方法に水素発電がある。無論実現する為には、現在日本で主流の重工長大産業中心の社会を根本から改めなければならない。この為には電源三法の廃止を含めた革命的ともいえる改革が必要なことは言う迄も無い。然し日本の政治屋共、官僚共は、利権が得られなくなる懸念からこの根本的改革を望まず、結果、国民が奴隷生活を強いられているのだ。エネルギー政策は環境問題と密接に絡む。必然的に農漁業や林業などの第1次産業の盛衰にも大変大きな影響を及ぼす。子供でも気付くことは、第1次産業の内実こそ、我々のみならず地球上に生きる総ての命の保持に必須の要素を産業化したものであることだ。種子法は、これらの内、主として農業を破壊する。太平洋戦争、戦後混乱期に人々が食料を求めて何を為したか、振り返ってみれば足りる。今は、スマホなりパソコンなり、タブレットなりでネット情報には簡単にアクセスできるし通信速度は桁違いに早くなり利用料金も格段に安くなった。一方人々は溢れかえる情報の奴隷と化した、更にCovid-19の猛威と対応の拙さによってその奴隷たちの歪んだメンタリティーは益々悪化・深刻化しつつある、この否応なく進捗する魂の歪みと社会行動を反映しつつ、何とか狂気に対抗しようとする作品群が今回上梓されたこれらの作品群である。心してご覧あれ。
0
2020/11/14 15:50
0
2
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード