お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
Galateia
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
幻想芸術集団Les Miroirs「
Galateia
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
ハンダラ(10494)
満足度
★★★★★
中々、練った脚本。
ネタバレBOX
ガラテイアは海のニンフ、ネーレウスの娘でこの名は乳白の女を意味する。ピュグマリオンはキュプロス島の王、象牙で作られた女に恋しアフロディテーに象牙像に似た女を与えるよう願った。結果、象牙の女に命が吹き込まれ、女との間に子迄生まれた。
今作はこの神話上の人物達と彫刻家、オーギュスト・ロダン。その恋人でも弟子でもあったカミーユ・クローデルの関係を重ね合わせつつ、カミーユの非凡であるが故の、あの時代に天才を示した女性であるが故の居所の無い即ち余計者としての苦悩と、ロダンの内妻の位置を占めていた凡庸であるが故にアイデンティファイ可能なローズの対比が当に彼女を引き裂いた大きな原因の1つであることを示すと共に、20代後半にはロダンの子を宿しながら堕胎させられたことによるショックも大きかったに違いない点は描かず、多くの自己作品を破壊した史実をロダンが創ったガラテイア像破壊に仮託して描き、その大理石像に命が吹き込まれ、ロダンはその大理石像に恋する形になっている。何れにせよ、居場所の無いカミーユの孤立に対して安定した母のようなローズの下に帰っていったロダンの裏切り、カミーユとの愛の証であった胎児の堕胎強制、唯でさえ鋭敏な天才であるが故に気位の高いアーティスト・カミーユの感性がズタズタに切り裂かれてゆくのは必然であった。1864年12月生まれの彼女は、遂に1913年に発狂、その後は生涯を精神病院で過ごした。因みに精神が不安定をきたしたのは1905年頃からである。
ところでカミーユを演じた女優さん、どことなく写真で見るカミーユの顔だちに似ている。また、中盤ずっと身に着けている衣装も、写真で見るカミーユの衣装に極めて近い。勝手な想像をするなら、本来カミーユに似ているハズのガラテイア像が別人の如く彼女の目に映るのも、この精神のアンバランスを表していると言えよう。ローズについては、「花飾り帽子の女の子」のモデルとしても有名だ。キュートな女性であったことは間違いあるまい。今作でもそのことがベースになった挿話が挿入されている。
0
2020/11/08 02:09
0
0
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード