満足度★★★★
開幕からお馴染みのテーマ曲。これを上手くアレンジしたのがBOØWYの『LIAR GIRL』で、いつも連想してしまう。四季劇場[秋]は13列目から段差が始まるので、後ろでも充分観やすい。今回センター席は6列目からの使用、横は一席おき。
クリスティーヌ役の山本紗衣さんの歌声の凄まじさ。これを毎日やるのか!?
全員の歌唱力のレベルが自分の観劇史上最高峰。それだけで金が取れる。
映画を先に観たせいで、よくここまで舞台美術を再現できるなと感心。ファントムに拐われたクリスティーヌが長い階段を降り、地下湖をボートで渡っていく幻想的なシーンが美しい。床から無数の蝋燭が生え、天井からは鉄格子、左右から燭台やら彫刻やら。ティム・バートンの『バットマン・リターンズ』だ。
32年前、チケットがあったのに観れなかった、個人的に幻だったミュージカルを到頭観ることができた。