スーパー・ウーマン・リヴ 公演情報 藤原たまえプロデュース「スーパー・ウーマン・リヴ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     一見、凡庸の一言で片付けられてしまいそうな(追記2020.8.15 )

    ネタバレBOX

    価値観と世界観に生きている日本の庶民、無論、そんな凡庸な人々も、否人々だからこそ小さな幸せを求めて奮闘している。その必死な有様をその発想の凡庸と類型的な思考・行動パターンに載せて終盤迄引っ張ってゆく力業。当然、アルアル感満載な悲喜劇が展開するのだが、この作業の中に緻密に伏線が敷かれ終盤一気に爆発する。このような作劇法はありそうで滅多に無い。役者陣の演技レベルも高く笑いの中に苦悩を忍ばせ、藻掻く姿に徒な夢を見せて作品に深みを与えている。興味深いのは、彼らの苦悩の原因を合理的・政治的に突き詰めない彼らの視座である。余りにもアカラサマな現実に目を向けず、鵺の正体を明らかにすることも目指さない己の姿とこの国を引っ張っているハズの総理大臣を始め、自民党幹部の能無しブリを見ようともしないことで自分たちが鵺社会を支えていることから逃れている。その根底に蜷局を巻いている蛇こそ、かつてはエリート中のエリートともてはやされたキャリア官僚の無責任・退廃だ!(言っておくがキャリア官僚は我々の血税から高給が支払われているから、いくら無責任とはいえ一捻り表現に「工夫」は凝らしている。で今回の新型コロナ対策でも現在既にエピセンターと化してしまったであろう東京・大阪のパンデミックに於いても、またここまでの過程に於いても対応を誤った人災という側面での追及をも逃れるつもりであったのであろうか、彼らの用いた常套手段とは即ち不作為である。こんな姑息な手段しか用いることのできない下種は他人の上に立つべきでないのは無論のことだ。まして我々が生かしてやっているのである。制裁与奪の権利を行使すべきであろう。政治屋にした所で同じである。彼らが使える武器、即ち金は、指示団体からのものなど極一部、大半は我らの血税である。これをこのような三枚舌の国賊に自由に使わせて良いハズは無かろう。一掃すべきである。日本という国が官尊民卑をいつの日からか定着させ民衆を臣民と為し皇天を自身が自らに敬語を用いるような人としてあるまじき「存在」と措定するのみならず、これを神格化し、姿を見た だけで涙腺が緩むような臣民と化したのだ。何をかいわんや!

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    2020/08/05 15:05

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