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卵の中の白雪姫
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クチコミとコメント
公演情報
劇団東京乾電池「
卵の中の白雪姫
」の観てきた!クチコミとコメント
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住み込みの女(536)
満足度
★★★
ネタバレ
ネタバレBOX
東京乾電池の『卵の中の白雪姫』を観劇(22日・19:00)。
別役実の戯曲で、柄本明の演出。
舞台にセットは何もなく、街灯の下で乞食が座っている。
察するところに、これは『ゴドーを待ちながら』なのだろうか?と勘ぐってしまう。
それはきっと乞食は誰かを待っているのだろうと。
そして乞食の待ち人とは、お金を恵んでくれる人たちの事で、
その乞食の待ち人は、沢山現れるが、お金を一切恵む様子はない。
そして乞食の待ち人が沢山集まり、彼らがこそが、とある人物を待っていたのであった….。
別役実がベケットを捻り、それを柄本明が、80年代の東京乾電池風にアレンジしたと感じられる舞台だ。
不条理とナンセンスは紙一重だと。
そしてその感じは、演出ではなく、俳優を通して感じられる。
だだその中に、東京乾電池風の演劇を吹き飛ばす勢いを持って現れたのが、
最後に出てきた待ち人を演じた女優であった。それは明らかに東京乾電池風の芝居を破壊しているのである。
そしてそんな俳優を最後に持ってきたのは、演出力か俳優の力なのかは分からないが、ただただ見事であった。
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2020/02/23 21:41
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