満足度★★★★★
フィギュアスケートと日本の伝統文化が融合した氷上エンタテインメント、『氷艶』
2017年に歌舞伎とコラボした第1弾が上演され、義経に扮する高橋大輔さんにすっかり心射抜かれた母(スケヲタで大輔ヲタ)、その素晴らしさをたっぷりと語ってくれたお陰で、私も次回があれば絶対観たいなと思っておりました。
そんな中、2019年バージョンの公演が発表され、母と共に即申し込み、期待に胸を膨らませて『氷艶hyoen2019〜月光かりの如く〜』を観劇!
フィギュアスケーター高橋大輔さんの演じる切なく儚い光源氏役。氷の上を「滑る」のでは無く、躊躇しながら…怒り猛りながら…色んな表情を持たせて進む事が出来るというのは流石の表現力です。
源氏の母と、後に帝の後妻になる藤壺の宮を演じたのは平原綾香さん。圧倒的な歌声と演技で魅せます。彼女の歌声でかなりグッときました。
海賊の長役の元宝塚星組トップスター・柚希礼音さんのオンナが惚れる格好良さ!当然歌も上手い!
朱雀君(後の朱雀帝)ステファン・ランビエルと大輔さんの2人でのスケートが息ピッタリでため息が出ました。
源氏を追い詰める弘徽殿女御役の荒川静香さん、悪事を囁く長道役の波岡一喜さんの巧妙なお芝居、
陰陽師を演じる織田信成さんの奇怪な演技もとても良かったです!
高橋大輔さんはアイスダンスに転向するという事で、今後の出演はどうなるのでしょうかね?
また行けるなら行きたいなぁ。