libido:青い鳥 公演情報 libido:「libido:青い鳥」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ■85分弱■
    以前観たモメラス版ほど演劇表現としてトガっておらず、子どもにも楽しめそうな仕上がり。原作が長大ながらも童話である以上、小道具の多くが段ボール製や布製で手作り感に満ち、いい意味で学芸会的、取っつきやすくてあたたかいlibido:版のほうを私としてはより支持したい。舞台前方と後方を仕切る布製の幕をうまく使った演出などは、子どもたちがこの劇を上演する際、大いに参考となることだろう。何より称賛したいのは、幼い兄妹の配役。チルチル役にもミチル役にもこれ以上ないほどふさわしい役者を配し、違和感を覚えることなく楽しめた。とりわけ、ミチル役の荒木千佳さん。獣をこわがる様子などを巧みに演じて、本当にあどけない少女に見えた。配役を決めた演出家はもちろん、荒木さんの演技力にも天晴れ!

    ネタバレBOX

    ただ、ラストには違和感。青い鳥は身近にいたということが明示的には表現されておらず、隔靴掻痒の思いだった。青い鳥がすぐそばにいたことはやはりこの劇の肝。黙劇ではなく兄妹にセリフを言わせ、なんなら隣家のお婆さん、娘なども登場させて、きちんと表現すべきでは?

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    2020/01/08 17:10

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