満足度★★★
劇団ZTON さんのvol.14 ソラノ国ウミノ国 の ハルの書 → アキの書 の流れで千穐楽を観劇
この週末にin→dependent theatre 2ndさんでハルの書が4ステ、アキの書が3ステを上演された舞台のラスト
高くそびえたったカイリの壁、ソラノ国の人々は食料不足からの貧困にあえいでいた…
その追い込まれた状況から抜け出すには壁の向こうへ…しかし…
浜辺で拾った?ボトルメール、その中にはアキと名乗る女性から、そしてそれを受け取ったハル、やりとりをする内に互いの心は通っていく
基本的にこの2つの状況が深く絡み合って物語は進んでいく
そしてもう1つの大きな流れが
それがこの壁にまつわる物語
そしてこの壁が作られた頃にもう1つの大切で大きなこの国の未来の為に作られた言葉が『ソラを堕とし、ウミを溶かす時が来た』
やはり長い時間は色んなものを微妙に歪めたり、人はどうしても自分勝手な言葉を付け足していったりする
そんなものも感じるかな
やはり全体的な殺陣の美しさは目を見張るものがありますね
OPの流れもかなり素敵な演出
ラストの殺陣シーンのSEなしの感じの演出がいいんですよね
音がない空間に人の動きと息、そして刀の動きのみで表現する感じ圧巻
シュカ、ゲントウ、カイリの殺陣とダンスの融合も魅力的なシーンでした
個人的には片方だけ観るならハルの書、両方観るならハルの書→アキの書が良かったんやないかなって印象
これは個人差はあるかもなので個人的な印象
人は追い込まれると未知なものに憧れる、それに危険なリスクがあってある瞬間それが気薄になると強引でもって方向にいってしまうのかな