満足度★★★★
市村正親のスクルージ、脚本も音楽も振付(前田清美)も、素直に19世紀半ばの物語を今の観客に楽しませようとしている。演出は井上尊晶、蜷川門下で鍛えた大劇場を見せる技術で古風なミュージカルを、見事にまとめ上げ、首都東京の皇居に近い劇場・日生劇場がよく似合う舞台に仕上げた。昨晩は開演中に外は雨になった。これが雪だったらなぁ、と天を畏れぬ贅沢な思いにさせるクリスマスキャロルである。
0
2019/12/10 10:59
このページのQRコードです。
拡大