「冒した者」2019 公演情報 劇団速度「「冒した者」2019」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    昨年のアゴラ演出家コンクールの出品作品(20分程度、中身は忘れた)で独自な才能を見せていた印象の(よく喋る)演出者の主宰ユニット。本作は2018年夏の利賀で優秀賞を取った舞台の長尺版。『冒した者』は青空文庫に出ていたが結局読めず。はっきりハイ・アートの領域。象徴的表現と異形の発語方法のバリエーションとマッチングが良い、とは感じる。何がどうなっているか分らず不眠の体には絶好のうたた寝時間、ではあったが深寝はせず舞台風景はほぼ眺めた(台詞の意味は入って来なかったが)。
    90分の舞台は、利賀で発表した60分からどう変わったか・・終盤妙にポジティブ異形やってた部分?と想像したり。演出がコンペでは涙を飲んだ削除シーンを入れての90分なのか、単独公演のため尺を伸ばしたのか、とか。
    風船の空気の出し入れ、俳優らの呼吸(困難)、粘土床、ほぼ使われないソファ、椅子。空間の設えは悪くない。
    今回の舞台単体では何とも評し難く捉えがたいが、無駄に難解だったり、神妙にして底浅いパターンには堕さず、刺激される所あり。
    トークゲストに合わせて予約したが正解であった。(後日詳述、かも)

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    2019/12/08 02:44

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