満足度★★★
鑑賞日2019/11/10 (日) 17:00
座席7列11番
恒例のMSP、今回は「ジュリアス・シーザー」と「アントニーとクレオパトラ」の2本立て。実際には、前半と後半として上演することで、一本の「ローマ英雄伝」としているのだけれども。
どんなジュリアス・シーザーが演じられるのかと思ったが、毎年感じる学生演劇の壁、やはり相応の年輪が感じられないのが、ちょっとつらい。他の元老院議員や長老たちも同様に。
(とはいえ、かなり嵌っている人もいたので、それはそれでよかったのだが)
前半はブルータス役、後半はクレオパトラ役が見どころ。それぞれの気品と苦悩をよく演じ切っていた。バンド演奏も舞台進行の抑揚をうまくコントロールしていたし。
まあ、一種の学生による研究成果発表であり、あまり細かいことを言っても始まらない。ただ毎年、一見の価値はあるなあと感心している。
昨年は未見だったのだけれど、今年は先着順に座席指定できるのはよかった。早く来て時間を有効に使えるしね。