After Ever Happily Ever After 公演情報 仮想定規「After Ever Happily Ever After」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    旗揚げ公演を見逃して気になっていたユニット・仮想定規を初観劇。うかうかしていたら旗揚げから既に3年、今作早くも第5弾であった。
    ステージカフェ下北沢にも初訪問。繁華街から住宅地に一歩入った感じの道にそこだけボッと明るくいい感じに古びた店先が目に留まる。その手前側の外階段を上った2階に遅れて到着すると、ハロウィンよろしく西洋のお伽噺に居そうなのがドアの外に出てまた入って行く。小さな受付机のある踊り場が下手袖という、小箱のような会場である。
    入ると横に長めの客席。体温の行き交う雰囲気は、どこかの家でクリスマス劇を観る手触り。手作りで手の届きそうな場所で、あのお父さん、あのお姉さんが化けて出て魔女や物語の脇役の化身やキャラクターを演じ、子どもを騙くらかしている風。夜中におもちゃ達が出て来てやんやと騒いでいる。
    役者の動き・発語は機敏・明瞭、映像を使ったり場面も多彩、思わぬ展開もあって上演時間中は飽きない、のだが、「お話」の方はもっと詰めたい印象を残した。
    ファンタジックなテイストでファンタジーそのものを取り扱っており、取り扱い方が難しそうである。暗喩性の高いお伽噺の構造に対し、あるメッセージが大枠同意できるものとして提示されるが、このメッセージにもう一振り辛味というか鋭さが欲しいように思った(好みの問題かもだが)。
    ファンタジーは現実の暗喩と言えるとすれば、背後に人を刺す鋭利な批評と暴露がある(それを飲み込みやすく示すのが「喩え」の機能)。この作品はその領域を志向していそうに感じての感想、とは自分に引寄せ過ぎか。。
    (まだ的確に掴まえられないが、思い当たったらまたしこしことネタバレにて。)

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    2019/11/01 14:16

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  • tottoryさま
    ご観劇と「観てきた!」コメントありがとうございます。
    以前から気にかけてくださっていたなんて嬉しいです。
    今後とも覚えおきいただけましたら幸いです。

    2019/11/01 22:52

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