期待度♪♪♪♪♪
愈々最終章、赤い夕陽の満州に、というフレーズは、
自分が子供時代には多くの人から聞かされ、近所には
元馬賊の棟梁だったと噂のある人物が大きな屋敷を構えて
いたし、中野学校出の弁護士が関東では大きな組の顧問弁護士を務めていたので正月には大幹部が挨拶に来ていて、息子が自慢しているのが滑稽であった。元馬賊の棟梁の所へは如何にも怪しげな人物が時折出入りしていたのを覚えている。乗り物は黒塗りのベンツであった。馬賊の息子は体もデカく引っ越した後、番を張ったと噂に聴いたが大ゲンカをしたっけ、面白かったな。自分らがガキの頃はタイマン張るのは、少しはプライドのある連中の常識だったし、チャカ持ち出す時代では無かったし、おもろい時代であった。夕日に血飛沫は当然のこと。大人達は無論、命のヤリトリも当たり前だ。それを楽しめるかどうかでもある。今の世の中、チンケな時代になったモノである。