先天性promise 公演情報 こわっぱちゃん家「先天性promise」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/09/22 (日) 13:30

    価格3,500円

    入場してまず気付いたのは曲面・曲線による構成は洗練されて美しいが、過去2回(複数の場所を1つの装置に組み込んでいた)に較べてシンプルな舞台美術。
    そんな舞台美術の通りに芝居内容もど真ん中の直球な(SF風味の?)ヒューマンストーリー。
    SFファンにはお馴染みのアレに落ち着きそうになるもそれを一捻りするのがまたオツ。

    ネタバレBOX

    劇中の討論の落ち着く先がアイザック・アシモフの「ロボット工学の三原則」になり、あぁやっぱりと思っているとそこからもう一捻りして優先順を変えるのが見事。
    なお、幼い頃に鉄腕アトムに接し、小中学校時代にSFを読み漁った身として「ロボット工学の三原則」は常識のようなものと思っていたが、劇中にはそれを知らない人物もいたのでツイッターでアンケートをとってみたところ「よく知っている・言葉は聞いたことがあるが詳しく知らない・全く知らない」の割合が「7:2:1」になったのであれこれ納得。

    あの討論は何らかの問題を抱えている人々を一歩前進させることを目的とする合宿治療的なものではないか?と深読み(誤読)したが、「そんなボランティア的なものがあるかいな?」と思ったところで次の誤読を思いつく。
    妻の記憶障害で悩んでいる三次郎を救うために佐々木(と笠原?)が仕組んだ芝居で集められた人々は全員役者である。
    (これらの発想の元は燃えよDTフィール(グワィニャオンの前身)「精しき神様」(=ソラトビヨリst.「病んだらおいで」として再演))

    0

    2019/09/30 23:30

    1

    0

このページのQRコードです。

拡大