満足度★★★★
青春のおごりと怯えをよく描いていた。あまり努力もせずにスラスラ傑作を書いてしまう人間より、なかなかうまくいかず、それでも諦めずに頑張って達成した人間が、強い幸福を味わえるのだという説はなるほどと思った。普段は才能ないことを嘆きがちだが、凡才には凡才の喜びがあると。それを、仙人の雲で山頂に連れて行ってもらうより、自分の足で山頂を踏んだ方が意味があるという例えは面白かった。加治将樹が良かった。
ネタバレBOX
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2019/09/14 17:53
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