鑑賞日2019/09/12 (木) 19:00
価格3,000円
メモ
19:00の回(曇)
18:00受付(整理券有)、18:30開場。
下手より、クラシックギター(農坂さん用)、古びた椅子とテーブル。
こちらは2回目、「出発」@梟門2017/2。久しぶりに農坂夢香さんのお名前をみて。農坂さんは(のの)「Family Profile」2015/6で。また「出発」では綺麗なボディのアコギを弾いていました。クラシックギターは初めてとのこと。
西日暮里から徒歩で。
特に前説らしいものもなくすっと開演19:03~終演21:47冒頭から死が舞台を覆う。
原作は未読、たったひとつ「太陽が...」というつぶやきのみ既知。KAZEの公演(2012/8)を1回観たことがありますがずいぶん印象が異なります。ただ、内容(物語)はあまり覚えていない(それは不条理故なのか)
感情を喪ったもの、不条理...
殺人者をどのような存在としてとらえるか、文学上の仮想シチュエーションとしてみるか、今はもっと先鋭的な存在が実在しているではないかと考えるか。ただ、それはいつまでも外からの(他人)の観察にすぎないのではと思う。
「神」的なものはなかなか理解しにくい。また、神父という存在にも日常的な馴染みがない。神話的な背景や枠組みのようにも思える。
舞台には明るさから疎遠な登場人物たち。
吐き出される感情。救いと絶望と安らぎと諦めと
ゆっくりとギターが鳴り、歌声が重なり、最後は歌声が暗闇に吸い込まれてゆく。
人は生まれ、成長する。その過程、当人だけの独特の時間、その経験を第三者がトレースすることは難しかろう。いつも説得させるのは自分。
ということで、それほどページ数も多くないようなので原作を読んでみようと思う。