満足度★★★★★
コメディーとはまた違った面白味が随所に散りばめられ、殺人こそ起きないもののホームサスペンスの様な感覚でめちゃ楽しめました。
だってもし我が父が何を血迷ったか、どうにも怪しげな団体に情熱を注ぎ出したら、これはもう立派な大大大事件でしょ(笑)
定年退職後の生き方、親子・夫婦の関係性、ボランティア団体内での確執、微妙な男女の三角関係、強烈な親戚の登場!・・・何とも楽しみどころいっぱい、まさにひとつひとつのシーンを噛みしめながらの観劇となりました。
そしてまさかの回転セットで舞台の一角に喫茶店が出現!
暗転の中、薄っすらセットが回り出すのが見えると「おっ!喫茶店シーン、キターーー」
熟年世代、とても主人公の様な一本気さは真似できないにしろ、あんな可愛げある年の取り方が出来たらいいなぁ~としみじみ。
ただし別れた嫁さんがあんなイイ女になられちゃ、そこんとこはまぁ寂しいところだけれど(笑)
帰りには「ろくでなし」を思わず口ずさんでしまいます。
初日から千秋楽までいろいろと変化を遂げてきたらしい公演。
オヤジ♪さんは全公演をご覧になられた様だけれど、自分が観た千秋楽は順位を付けるとしたなら一体何番目なのだろう。
均一のクオリティーが保たれている公演も勿論良いけれど、生き物のように成長していく公演もまた面白い。
2019/09/14 23:55
2019/09/14 22:35
隅々まで納得のいくコメントありがとうございます。
廻るセット、座っていた位置から近かったので楽しさ倍増でした。
手品も近くで見ることできたし(笑)
確かに耕平父さんの復縁あるかもですね~
そうなると・・・それはそれでまたもやひと騒動、まだまだ物語は続くわけですね。
たまに例外はありますが、ひとつの公演には1回ぽっきりの観劇が普通。
なので自分の観たその回こそがナンバーワンだと思うようにして観ています。
部分的に出来不出来があったとしても、その時(回)の劇団さんの“一生懸命”が観る事ができればいいなと。
一生懸命さと共にイロトリそのものが今後どう熟成されていくのかも楽しみなところです。