満足度★★★
鑑賞日2019/08/30 (金) 19:00
初見の劇団。かなりイライラする芝居だったけれど、おそらく、それが作者の意図なのだろう。登場人物のキャラの立て方は巧く、展開も興味深いものだけれど、脚本には若干の弱点があるようにも思う。結婚を約束してカレシと同棲する妹の所に、10年も話していないくらい嫌いな姉が余命宣告されたと言って転がり込み、それから展開する物語という流れ。妹の恋人が、姉を余命宣告されたというだけで受け入れてしまうのは、やや不自然に感じた。しかし、そういった部分も含めて、計算された脚本には思えた。ただし、チラシとかに書かれているバタフライ・エフェクトの話題は、あんまり軸にはなっていなかった。