アロッタファジャイナ第11回公演『偽伝、ジャンヌ・ダルク』を観た
普段本を全く読まないオレには、知識が増えた!というのが感想。
清廉潔白のジャンヌ・ダルクよりジル(?)を主役にした方が、
ダークで深みのある物語になったと思う。
芝居は身一つで勝負の潔いスタイルではあるが、
それだけ役者の技術・力量が求められる。
正直、やりたいスタイルに役者がついていけてなく感じた。
身一つで表現しなければいけないのだから
パワーマイム等過剰肉体表現を取り入れたら良いのに、
さほど普通の演技と変わらなかった。
照明変化も意図的に極力抑えられていると思うので、
役者があらゆる手を駆使して展開と変化を見せるべきだったはず。
不思議なのは音響だけは極めてスタンダードだったことだ。
しかも選曲もテッパンだったため、
オレの中では音響効果だけが芝居から浮き出て良かった。