満足度★★
鑑賞日2019/07/12 (金) 14:00
以前観た舞台で気になっていた役者・井上茜の出演する舞台・劇団MANIAX公演『長耳と甲羅』マルチBヴァージョンを、12日午後に観てきた。
さて、演劇情報サイトに掲載された本公演の解説を引用しておこう。
今回は、『近い将来ありそうな、少し変わった恋愛物語』として、コメディータッチに【MANIAX】独自の世界観で創りあげていきます。また、そのエンディングは公演回によって毎回変わるマルチエンディング※を採用しております。
※マルチエンディングとは・・・
このライブは、公演回ごとに作品が異なります。作品が変わることにより、人物の関わり方が変わり、「エンディングも変わってしまう」ということです。
これだけでは分かりにくいが、神と人間と複数種の地球外生命体が登場して互いに牽制し合って・・・という感じの不条理メディーといった感じの舞台で、笑える箇所は何カ所かあったものの、全体的に何を言っているのかよく分からない舞台だった。前説で「深く考える舞台では全くないので気軽に観て笑って欲しい」と行っていたが、かといって気軽に笑えて面白かったというものではなかった。笑いにはオチがないと落ち着かない。そのオチがはっきりしないのだ。
唯一の収穫は、登場してきた役者達の力というものがなんとなく分かったと言うくらいかな。
演劇を娯楽として観るぶんには、まぁ成功なのかもしれない。