満足度★★★★
鑑賞日2019/06/24 (月) 20:00
座席1階2列
昨年のリオ・フェスでも、URARAさんの「雪女」を拝見したけれど、村上裕さんとの音楽劇の様相が、今回は本当の意味での一人芝居。こんな話だったっけ、というくらいに、舞台の感じが変わっている。
話としては、小泉八雲の『怪談』「雪女」がメインだがそれに限らず、「雪女房」「雪女郎」幾つかの伝承を織り交ぜた構成。これらの話を、宿に泊まった学生に、宿の女将が夜通し話してあげるという設定。
翌朝、学生に女将は、昨晩の話は作り話ではない旨を釘をさす。学生は雪女に去られた巳之吉や、その子供たち(『怪談』では10人だったのが、3人になっている。確か小林正樹氏の映画でも、子供は2,3人だったと思う)がその後どうなったのかを尋ねるが、女将ははるか昔の話で判らない、という話。
1人芝居は、1時間くらいがちょうどよい。起承転結がほどよい。