満足度★★★★★
悪党仲間から殺されかけた男を救出したのは温泉宿の人々。
その宿の名は「悪党温泉」
お茶の間に通じる往年の鉄板バラエティーパワーとめくるめく殺陣アクション、そして日本人ならではの人情味。
冒頭から既に「きっと作者さんは欽ちゃんの影響を受けている方に違いない!」と確信を持って拝見しておりましたが、帰って確認してみると、何と演出・殺陣 石田武氏は欽ちゃん劇団・時代劇ユニットで活躍されている方。(本公演で出演もされています)
もう一人の作・演出である清水東氏は放送作家としてバラエティ番組も手掛けられている方。
なるほどッと大納得! それはもう舞台に色濃く反映されておりました。
役者陣も女将に主人、二枚目、三枚目にマドンナに悪党等々・・・それぞれ役柄にピッタリな顔ぶれによる演技が・・・思うに、梅沢富美男さんや藤原紀香さんこそ出演されていなくとも明治座などでの公演と内容的には遜色なしではないかと。
加えて小劇場の臨場感と親近感。
普段大劇場に足を運んでおられる、おとうさん・おかあさん。お薦めです!
「Here we go!」のDJ赤坂泰彦氏が当日のゲスト。
中盤にて結構まとまった時間が赤坂氏(しっかり時代劇衣装で!)に分け与えられ、それを見事に仕切っておられました(笑)
今後も実に多彩なゲストが予定されている様なので、こちらも見どころの一つになるのは間違いないでしょう。